1.「デジタル目安箱」 により、もっと速く国民の声が届く政治を。
現状認識・課題分析
- 国会での議論や法案審議の内容が国民に十分に伝わっておらず、また国民の声が国会に届きにくい状況があります。従来の政治参加の仕組みでは、多様な意見を効率的に集約し、政策形成に反映させることが困難でした。情報の流れが一方向的であり、国民と国会の間に双方向のコミュニケーション基盤が不足しています。
- また、現在の請願制度は紙の書面でしか受理されないため、物理的・時間的なハードルが高く、多くの国民にとって利用しづらい制度となっています。デジタル時代において、国民が国政に対する要望を直接伝える手段が限定的であることは、民主主義の発展を阻害する要因となっています。
政策概要
- チームみらいが2025年に国会で何が話し合われているかを分かりやすく可視化する『みらい議会』というツールを発表しました。『みらい議会』では各法案のステータスや背景をわかりやすく解説しています。
- 現状の『みらい議会』は、国会のリアルを国民に届ける「情報の可視化」に主眼を置いていました。次のステップでは、その逆向きの流れ、つまり「国民の声を国会に届ける」ための仕組みを実装します。
- 私たちはこのツールをさらに進化させ、「国民の声で国会を動かす」事例をつくっていきます。単に国会の状況を知るだけでなく、それを見た国民の皆さまが意見を投げかけ、それをAIが集約して国会へフィードバックできる、いわば「デジタル目安箱」へと進化させます。
- その核となるのが、昨年から実験を開始している「AIインタビュー」です。これはオンライン上でAIが、有識者や当事者の皆さまにインタビューを行う仕組みです。
- AIを活用する最大のメリットは、その圧倒的な効率性にあります。「人工知能基本計画」に関するインタビューでは、数日間で延べ1,200時間以上のインタビューを実施しました。人間が50日間寝ずに働き続けてようやく終わる分量を、AIならわずか数日で完了し、意見を集約することができるのです。
- 今後は、このAIインタビュー機能を『みらい議会』に統合します。私たちは、ここで得られた多様な知見を自分たちの議席を通じて国会へ持ち込みます。多角的な視点を取り入れることで、国会の議論をよりアップデートすることができると考えています。『みらい議会』による意見集約と同時に、「電子請願」の実現を目指します。オンラインで請願を集めることができれば、より多くの人の意見を反映させることが可能です。 オンライン化における最大の壁は、「その署名が本当に本人のものか」という信頼性の担保でした。しかし、現在ではスマートフォンとマイナンバーカードによる本人認証が可能になっています。我々は、マイナ認証付き電子署名の活用と電子請願の法制化を目指して動いていきます。
議論されているトピック
AIによるパブリックコメントの自動分析を導入する
パブリックコメント制度に選択式回答やAIによる自動選別機能を導入します。AIが誹謗中傷を排除し、建設的な意見を抽出・分類することで、膨大な市民の声を効率的かつ正確に政策形成へ反映させる体制を整備し、デジタル目安箱の質を向上させます。
キャラによる政治用語解説を導入する
デジタルプラットフォームに親しみやすいキャラクターを導入し、難しい政治用語を平易に解説する機能を追加する。専門用語による心理的障壁を取り払い、若年層や政治に関心の薄い層を含む幅広い国民が政策形成に参加しやすい環境を整備する。
デジタル技術の市民監査とプロセス公開を義務化する
デジタル民主主義の基盤となる技術やプロセスに対し、市民が直接監査できる仕組みを導入し、その過程を完全に公開します。これにより、デジタル技術が国家による監視や強制に悪用される「デジタル専制主義」を防ぎ、個人の権利保護とシステムの透明性を担保することを目的としています。
みんなからの提案(7件)
このセクションに対して寄せられた変更提案です。提案はチームみらいが検討し、採用されるとマニフェストに反映されます。
『デジタル目安箱』に関連する政策において、みらい議会でパブリックコメント案件の分かりやすい解説を提供すること、募集期間を確認できるカレンダー機能を実装すること、および関心のあるキーワード登録による通知・投稿連携機能を追加する。
理由: パブリックコメントの制度を国民がより利用しやすく、かつ具体的な意見表明を行えるよう、みらい議会の機能を強化するため。
「デジタル目安箱」の説明箇所に、デジタル目安箱を通じて集まった意見の党内部での審査フロー、審査結果、およびその理由を「みらい議会」からアクセス可能な形で公開する仕組みを盛り込む。
理由: 政治参加の透明性を高め、有権者の納得感や投稿意欲の向上につなげるため。
「デジタル目安箱」の項目において、パブリックコメントに選択式の導入やAIによる自動選別(誹謗中傷の除外と建設的意見の抽出)を組み合わせる仕組みを追加する。これにより、収集した意見をAIで分析・分類し、政策形成へ効率的に反映させる体制へ変更する。
理由: 現行のパブリックコメント制度において、意見の選別や分析に課題があると考え、AIや選択式回答を活用して、より建設的な意見が政策に反映されるようにするため。