ビジョン

天然資源も人口増加もない日本で経済的成長を実現するための糸口はテクノロジー、創造性、そしてイノベーションにこそあります。そして、これらを着実に発展させるためには科学技術に対して惜しみない投資を行わなければなりません。チームみらいは、基礎研究への投資を徹底的に行い、イノベーションの種まきをすると同時に、芽吹いてきた種に戦略的に投資し、研究成果を社会に実装することで新産業を生み出します。新産業を支える人材も高専やリスクリングへの投資によって充実させます。

1. 戦略的投資による先端テクノロジーの社会実装

ロボティクス、マテリアル、再生医療といった日本の真の強みに資本を集中投下します。こうした分野での研究成果を研究で終わらせず、新しい時代の日本を支える「産業」へと昇華させ、世界市場で圧倒的な地位を確立します。

また、テクノロジーは安全・安心やインクルーシブな社会づくりにも直結します。災害から30分以内に復旧する通信網、食糧安全保障を支える持続可能な農業、そして孤独を解消する手話翻訳アプリなど、科学技術を「誰一人取り残さない社会」の礎とします。

2. 質の高い知を生み出す大学・研究基盤の抜本改革

現在、日本の論文数は世界5位を維持しながらも、論文の質(引用数トップ10%・1%)ではインド、イタリア、韓国といった国々に後塵を拝し、12〜13位まで低迷しています。このように論文数は多い一方、質の高い論文は少ない背景には、研究者が質の高い研究にじっくり取組むことができていない、という課題があるのではないか?と考えられます。

  • 【参考】2024年、トップ10%論文数(質の高い論文数)を指標とすると、日本(13位)の上に、インド(4位)、イタリア(6位)、韓国(9位)、フランス(10位)、スペイン(11位)、イラン(12位)などの国々がいます。同年、トップ1%論文数(極めて質の高い論文数)でみても、日本(12位)の上に、イタリア(5位)、インド(6位)、韓国(10位)、スペイン(11位)などの国々がランクインしています。(科学技術指標2024

研究者が「質の高い研究」にじっくり取り組めない最大の要因は、削減され続けた運営費交付金と、短期的なKPIに縛られた競争的資金の弊害にあります。私たちは運営費交付金を大幅に拡充し、物価や人件費に連動する安定的な財務モデルを構築します。研究費の使い勝手を柔軟にし、AI・IT導入による事務負担の軽減を徹底することで、研究者が10年先を見据えた独創的な探求に専念できる環境を再生します。寄付文化も醸成し、世界最高水準の知を恒久的に支えるエコシステムを構築します。

3. 若手研究者の育成、活躍環境の整備

日本の未来を担う博士課程学生を、もはや「学生」ではなく「知のプロフェッショナル」として位置づけます。経済的自立を支える所得連動型貸与やライフイベント支援、ハラスメントをなくしてのびのびと研究できる環境づくりをパッケージ化し、優秀な人材の海外流出を食い止めます。

4. 高専への投資・リスキリング推進による新産業の担い手育成

実践的技術の宝庫である高専(KOSEN)に最先端の計算資源を投入し、「理論と実装」を兼ね備えた起業家・技術者の輩出拠点へとアップデートします。ハラスメントのない透明性の高い研究環境を担保し、若手が失敗を恐れずに挑戦できる「イノベーションの総本山」を日本中に張り巡らせます。

AIによる労働市場の激変に対しては、リスキリングを推進します。カナダの事例に学ぶAIマッチング基盤を構築し、個人の潜在能力と成長産業を直結させることで、AIを「脅威」ではなく「所得向上の武器」へと変え、安心して豊かな暮らしができる日本を創り上げます。

採用されたトピック

誤変換である情勢を醸成に修正する

政策文書や広報資料における「寄付文化の情勢」という表記を、本来の意図である「寄付文化の醸成」へと修正する。誤変換を放置することは文書の信頼性を損なうため、正確な用語への統一を求めるものである。この修正により、寄付を促す社会的な機運を高めるという政策の目的をより明確に伝えることが可能となる。

議論されているトピック

原子力発電を段階的に廃止する

現行の原子力発電維持・再稼働方針を転換し、段階的な廃止と再生可能エネルギーへの移行を明文化する。将来世代への環境負荷を軽減し、持続可能なエネルギー供給体制の構築を目指す抜本的な政策変更である。

国産クラウド基盤の確保と優先利用を推進する

外資系クラウドサービスやITプラットフォームへの過度な依存を解消するため、国産のクラウド基盤を確保し、重要インフラや機密データを扱う環境において優先的に利用する体制を構築します。これにより、データの保護と国内産業の育成、技術的な自立性の確保を目指します。

数理的アプローチによる次世代精神福祉を構築する

ユング心理学や仏教哲学を数理モデルとして再定義し、心の構造を数学的に解析することで、高精度なメンタルケアを実現する基盤を構築します。従来の心理学にはなかった数理的アプローチを導入し、客観性の高い次世代の精神福祉インフラを目指します。

みんなからの提案(7件)

このセクションに対して寄せられた変更提案です。提案はチームみらいが検討し、採用されるとマニフェストに反映されます。

内容の追加2026年1月28日

「1-3. テクノロジーでインクルーシブ社会と地方創生を実現」の「政策2」に対し、棚田や牧場の組織化とAIによる高度な管理体制の構築、およびハイパーインフレや経済制裁、有事の際にも国内自給が維持できる「持久戦」に強い食糧安全保障体制の確立に関する記述を追加する。

理由: 現行のマニフェストが第2次〜第4次産業のデジタル化に偏っていると考え、食糧安全保障と地政学的な有事・経済危機への対策として第1次産業のAI管理を強化するため。

内容の追加2026年1月28日

安全保障に関する新項目(またはエネルギー・安全保障・国土強靭化の自律の項目)へ、「防衛力の抜本的な強化を目的として、アングルドデッキ航空母艦へのMTHEL(移動式戦術高エネルギーレーザー)の配備を推進する」という記述を追加する。

理由: MTHELを航空母艦に配備することで、日本の防衛力を抜本的に強化することを目的としているため。

内容の追加2026年1月28日

「1-3. テクノロジーでインクルーシブ社会と地方創生を実現」に、新しい政策として「農業の収益構造改革と次世代担い手支援」を追加する。具体的には、多重な仲介構造を見直し、流通の透明化や直接販売(D2C)支援を行うことで農家の収益性を改善すること、および若年層の参入支援や事業承継の環境整備を行い、農業を「稼げる持続可能な職業」へ転換する内容を含める。

理由: 現在のスマート農業の推進だけでは、現場の高齢化や、多重な仲介構造による低収益性という根本的な課題を解決できず、農業が持続不可能な職業になっているため。