1. 永田町エンジニアチームが、国会・行政のDXを推進します

現状認識・課題分析

  • 民間と行政で進む「技術活用のギャップ」
    • 民間企業ではテクノロジーを活かしたサービスの高度化が進む一方、行政や立法分野では変化のスピードに課題があり、日常的な利便性の実感に差が出てきています。
  • 国会・立法府における技術人材の構造的不足
    • AIやオープンソースソフトウェア(ソースコードが公開され、誰でも自由に使用、改変、再配布が可能なソフトウェア。以下OSS)の活用が社会の基盤技術となる中、立法や政策設計においても専門的な技術知見が求められています。
    • イギリスでは「UK Parliamentary Digital Service(PDS)」がこうした役割を担っており、日本でも常設の技術チームによる支援体制が急がれています。
  • 国民参加と熟議を支える基盤の未整備
    • 政策形成に市民の声を活かすには、意見を集め・整理し・論点化する基盤が必要ですが、現在はその多くが未整備です。多様な意見を構造的に把握・分析するツールの整備が求められています。

政策概要

  • チームみらいは2025年に国政政党になって以降、永田町エンジニアチームを設置しました。UK Parliamentary Digital Serviceのような先行モデルを参考にしつつ、AI・OSSの専門知見を立法府に常時インプットします。

  • 行政のデジタルツールをつくる・運用する

    • ネット上で話し合える場づくり
      • デジタル民主主義2030で採用されている「いどばた」を活用し、市民が自由に意見を出し合えるオンラインの熟議の場を展開します。AIが内容を整理し、論点を明確にすることで建設的な議論を後押しします。
    • 国会の議論を可視化し、声をきちんと受け止めるしくみ
      • チームみらいが2025年に国会で何が話し合われているかを分かりやすく可視化する『みらい議会』というツールを発表しました。『みらい議会』では各法案のステータスや背景をわかりやすく解説しています。
      • 現状の『みらい議会』は、国会のリアルを国民に届ける「情報の可視化」に主眼を置いていました。次のステップでは、その逆向きの流れ、つまり「国民の声を国会に届ける」ための仕組みを実装します。
      • 私たちはこのツールをさらに進化させ、「国民の声で国会を動かす」事例をつくっていきます。単に国会の状況を知るだけでなく、それを見た国民の皆さまが意見を投げかけ、それをAIが集約して国会へフィードバックできる、いわば「デジタル目安箱」へと進化させます。
      • その核となるのが、昨年から実験を開始している「AIインタビュー」です。これはオンライン上でAIが、有識者や当事者の皆さまにインタビューを行う仕組みです。
      • AIを活用する最大のメリットは、その圧倒的な効率性にあります。「人工知能基本計画」に関するインタビューでは、数日間で延べ1,200時間以上のインタビューを実施しました。人間が50日間寝ずに働き続けてようやく終わる分量を、AIならわずか数日で完了し、意見を集約することができるのです。
      • 今後は、このAIインタビュー機能を『みらい議会』に統合します。私たちは、ここで得られた多様な知見を自分たちの議席を通じて国会へ持ち込みます。多角的な視点を取り入れることで、国会の議論をよりアップデートすることができると考えています。
  • 政治資金の流れを市民が追えるツールを活用

    • 2025年、チームみらいは政治資金の流れを透明性を持って公開するプラットフォーム「みらい まる見え政治資金」をリリースしました。
    • 今年の3月、チームみらいとして初めての政治資金収支報告書の作成時期を迎えます。私たちはこの報告書を、『みらい まる見え政治資金』を使って作成します。現状のチームみらいの収支は、『みらい まる見え政治資金』でわかりやすくご覧いただけます。
    • 私たちは、政治資金の流れを透明化するツール『みらい まる見え政治資金』を、自党のみならず他党へも広げていきます。
    • 昨年12月に実現した参議院自民党との政策合意の中で、今年度中に所属議員全員に向けて『まる見え政治資金』を周知する機会を設けることを約束いただきました。党首の安野貴博が直接、議員の皆さまに向けて詳しく説明を行う予定です。
    • また、自民党以外にも多くの議員の方々から興味を持っていただいており、党派を超えた協調を進めています。
  • 自治体で使えるOSSツールの開発

    • デジタル庁が進める標準化や共通基盤と競合しないよう配慮しつつ、小規模な自治体でも導入しやすいツール群をOSSとして迅速に構築します。必要に応じてカスタマイズできる形で全国に展開します。
  • プロトタイプによる仮説検証とOSS化

    • デジタル政策の構想段階において、まずプロトタイプを開発し、実現性や運用上の課題を検証します。効果が認められたツールについては、公共的に再利用可能なOSSとして開発・公開します。
  • 議員のための情報収集・分析支援機能

    • 各府省の資料、過去の国会・委員会の議事録などを横断的に収集・整理し、関連情報を自動的に集約・提示する機能を開発します。忙しい議員が短時間で必要な情報にアクセスできるようにします。
  • 技術外交のハブ機能

    • エンジニアチームだからこそ可能な“テック外交”を推進します。国内外の技術者コミュニティと連携し、政策立案に必要な知見を得ると同時に、日本発のガバメントテクノロジーのプレゼンスを高めていきます。

議論されているトピック

アルゴリズム透明化法を制定する

AIによる支援対象の判定や給付決定のロジックを透明化し、外部からの監査を可能にするための「アルゴリズム透明化法」を制定する。ブラックボックス化を防ぎ、行政AIへの国民の信頼を確保する。

党派を超えた調査情報の共有基盤を構築する

党派を超えた調査情報の集約・共有プラットフォームとして既存の仕組みを拡張し、各会派の調査リソースを効率化します。調査の重複を排除するだけでなく、賛成・反対両面の懸念点や多角的な視点を可視化することで、国会における法案審議の質を向上させ、より建設的な議論が行われる環境を整備することを目指します。

外部発注時の競争性担保と資金使途の透明化を徹底する

政党内のエンジニアチームが外部発注を行う際、公募や入札による競争性を担保し、選定基準を明確化する。デジタル庁との役割分担を整理するとともに、政党交付金の使用における透明性を徹底する。組織運営におけるガバナンス強化と、公的資金の適切な利用を確保するための提案である。

みんなからの提案(8件)

このセクションに対して寄せられた変更提案です。提案はチームみらいが検討し、採用されるとマニフェストに反映されます。

内容の追加2026年1月28日

マニフェスト全体の運用管理方針として、管理者向けのAI校閲支援機能を導入し、誤字脱字や表記の揺れを常時自動検知・修正できる運用体制を整備する項目を新設する。

理由: マニフェストの正確性と最新性を保ち、国民に対して常に質の高い情報提供を行うため。

内容の追加2026年1月28日

「くらしと行政」の「1. 永田町エンジニアチームが、国会・行政のDXを推進します」の項目に『意思決定プロセスの完全公開と責任明確化』に関する記述を追加する。政策の立案から決定に至るまでの全プロセスを詳細に記録し、官僚、政治家、外部有識者を含む全関係者の職名と役割をすべて公開した上で、最終判断を下した政治家の責任を明確にする仕組みを導入する。

理由: 政策実装における官僚主導やブラックボックス化を防ぎ、政治の主体性と透明性を制度的に担保するため。

内容の追加2026年1月27日

「くらしと行政」の章に新項目『12. ポピュリズムに抗う新しい熟議機関の構築』を追加する。この項目には、立法・行政から独立した知のプラットフォームの創設、社会集団の代表者や抽選市民による委員構成、ビデオ通話活用による参加保障、政府・国会への答申権限の付与を盛り込む。

理由: 既存の専門家・利害関係者に偏った審議会制度を打破し、多様な民意を反映させることでポピュリズムを抑止し、民主主義を深化させるため。