3. AI&ITによる公務員の働き方改革を行います

現状認識・課題分析

  • 過重労働が常態化し、若手人材が敬遠。行政サービスの質・スピード双方が低下。
    • パブリックコメントは案件によっては10万件超の意見が集まる事例もあり、職員が手作業で分類するなど、大きな事務負担が生じています。
  • 立法支援機能の限界と現場の疲弊
    • 各省庁だけでなく、衆議院・参議院の法制局では、議員立法や政策分野の多様化により、法案作成・審査の業務が増大しています。膨大な審議記録や類似法案の調査を限られた人員でこなす現場はすでに限界に達しており、業務支援のための技術導入が不可欠です。
  • 危機対応に必要な“余白”が消失
    • 人手不足・過重労働が常態化しているため災害やパンデミック時に臨機応変な動員が難しく、非常時に機動的な動きができない恐れがあります。

政策概要

  • FAXや紙の廃止を進めるとともに、行政機関に最新の業務ツールや柔軟な働き方を導入し、職員のデジタルリテラシーを高めます。こうした基盤整備により、現場の実態や社会の変化を的確に捉えた、現実に即した政策立案を可能にします。
  • 行政内部DX
    • AIアシスト型ワークフロー
      • パブリックコメントの分類、分析をAIで効率化します。
      • 紙のみで保存されている資料をOCRで検索可能にします。
      • 告示・通知をデータベース化し、AI+RAGで庁内文書横断検索を可能にします。
    • 「読み合わせ」から脱却
      • AI技術を活用して原稿のレビューを行うことで、口頭読み合わせを不要にします。
    • 音声AIによる一次問い合わせ窓口
      • 代表電話・コールセンター業務を集約し、職員が二次対応に専念できる環境を整備します。
    • 機密区分・個人情報のマスキング手順を標準化し、行政機関での安全な生成AI活用を進めます。
  • 立法支援業務に向けたデジタルツールの整備
  • 類似法案の検索、過去の審議記録の分析、条文案作成支援、影響範囲分析など、AI技術を活用したツールを開発します。
  • e-Gov法令APIの構造化強化(プレーンテキスト化、履歴管理、告示データの整備等)や、デジタル庁が進める法制事務のデジタル化の動きとも連携し、議員立法や修正案作成にも使いやすい支援ツールを整備します。
  • 法令・規則・条約のデータを再利用可能なリソースとして統合し、立法過程全体の質とスピードを高めます。
  • 司法DX
    • 司法における書面準備作業などをAIを利用して効率化します。
    • AI“0審”モデル
      • オンライン上の名誉毀損など、発生件数が多いものについては、パターンを学習し、判決や賠償額を予測するAIを開発します。
      • モデルをAPI経由で公開し、リスク警告の実装を可能にすることでそもそもの法律違反を減らすことを目指します
        • 例:プラットフォーマーがSNS上の投稿前に名誉毀損に当たらないかチェックする機能も実装可能に
      • AIによる不当なバイアスが発生しないよう、認証/確認のプロセスを徹底
      • また、AIの分析結果を理由として、法テラス等の公的支援を受ける権利や、その他の法的手段を不当に制限されることがないようにする。

議論されているトピック

AI失業者を地域DX人材として公的に雇用・派遣する

AIの普及により失業した人材を準公務員等として採用し、リスキリングと連動させて地域DXの専門組織へ派遣する。ベーシックインカム等の支援と組み合わせ、失業者の雇用保障と地方創生を同時に推進する。

同意ベースのDNAデータベースと複顔技術を捜査に導入する

国民の個別同意を前提としたDNAデータベースを構築し、顔貌推定技術(DNA複顔)を犯罪捜査に導入する。情報の利用範囲を厳格に捜査目的に限定することで、プライバシーを保護しつつ未解決事件の減少と迅速な捜査を実現する。

国会答弁作成業務をAIで自動化する

官僚の長時間労働解消と人口減少への対応を目的として、国会答弁作成などの行政実務をAIで自動生成することを標準化します。あわせて、AIが生成した内容に対する最終的な政治的責任は大臣が負うことを明確に規定します。

みんなからの提案(4件)

このセクションに対して寄せられた変更提案です。提案はチームみらいが検討し、採用されるとマニフェストに反映されます。

内容の追加2026年1月27日

「3.AI&ITによる公務員の働き方改革」の司法DXに関連する項目へ、「未解決事件の減少と迅速な捜査を実現するため、国民から個別に同意を得たDNA情報のデータベース構築および、DNAから顔貌を推定する複顔技術の導入を検討すること。また、収集した情報の利用範囲は犯罪捜査に限定し、厳格な管理とプライバシー保護を徹底すること」を追加する。

理由: 米国のような最新の鑑識技術(DNA複顔)を活用し、国民の同意と利用範囲の限定(捜査目的のみ)を前提とすることで、プライバシーに配慮しつつ未解決事件の減少を目指すため。

内容の追加2026年1月27日

「地域の産業をAIでDX化する専門組織」を創設し、AI失業した人材をハローワークを通じて準公務員や地方公務員として採用、リスキリングやベーシックインカムと連動させながら、地域へ派遣・リモートワークで活用する項目を新設する。

理由: AI失業者の雇用保障に加え、彼らの能力を地域DXや地方創生に活かすための具体的スキーム(新組織創設、派遣制度、リモートワーク活用、リスキリングとの連動)についてユーザーの合意が得られたため。

方針への異議2026年1月27日

「くらしと行政」のポリシーにおいて、国会答弁作成等の業務をAIによる自動生成を標準とすることを明記する。官僚の長時間労働の解消と人口減少への対応を目的とし、効率を最大化して官僚の業務の大半をAIで代替すること。および、最終的な政治的責任は大臣が負う方針へと変更する。

理由: 現行のアナログな国会運用と官僚の長時間労働を深刻な課題と捉えており、人口減少社会においても行政機能を維持・向上させるためには、AIによる抜本的な業務代替と効率化が不可欠であると考えているため。