10.結婚の障壁を取り除きます

現状認識・課題分析

  • 出生率低下の大きな要因の一つは、結婚する人の割合、すなわち有配偶率の低下です。初婚年齢の上昇、いわゆる晩婚化も進み、子どもを持つことを望んでも年齢的制約から諦めたり、理想の数より少なく産む選択をするケースが増えています。
  • 若年層が結婚をためらう背景には、新生活の準備や将来設計に関する経済的な不安の影響が大きいです。
  • また、個人の価値観やライフスタイルが多様化する中で、現行の法制度や社会の仕組みが、全ての人のパートナーシップのあり方や家族形成の願いに十分応えられていない現状があります。現在の制度が意図せず障壁となり、結婚や出産といった選択を困難にしている側面があるならば、解決できる道を模索すべきだと考えます。
  • 私たちは、経済的、制度的障壁を取り除き、誰もが希望を持って多様な形での家族を築ける社会を目指します。
  • なおこれは、特定の家族形態を推奨したり、結婚しない選択を否定するものではありません。

政策概要

  • 経済的支援の強化
    • 結婚に伴う新生活の費用を補助する「結婚新生活支援事業補助金」は、所得制限の緩和または撤廃、助成金額の引き上げを検討します。
    • 祖父母や親から子や孫へ結婚・子育て資金を一括贈与する場合の贈与税非課税措置は、制度の恒久化と非課税枠の拡大を検討します。
    • いずれの制度も電子申請などの活用で申請者の利便性を高め、同時に行政の事務負担も軽減していきます。
  • 多様なパートナーシップの尊重と法的整備
    • 事実婚を選択するカップルに対し、税制、社会保障、相続、共同親権等で法律婚と同等の保護が受けられるよう法制度の整備を検討します。
    • 結婚による苗字変更によっておこる不利益を解消する方策について、選択的夫婦別姓導入を有力な考え方としつつ、国民の声を集めて多角的に検討します。

議論されているトピック

同性婚と選択的夫婦別姓を法制化する

同性婚の法制化を明記するとともに、事実婚を選択するカップルに対しても法律婚と同等の権利・利益を享受できる環境を整備する。また、選択的夫婦別姓制度の早期導入を推進し、旧姓の通称使用による実務上の混乱を根本的に解決する。

婚姻状況によらず子どもの数で支援を一本化する

法律婚の有無による税制優遇(配偶者控除等)を廃止し、婚姻状況にかかわらず子どもの数のみを基準とした経済的支援へ一本化します。伝統的な家族観に縛られず、多様な生き方を尊重しながら、すべての子どもに公平な所得再分配を実現することを目指します。

行政が養育費を立て替え強制執行を行う

養育費や婚姻費用の不払いを防ぐため、所得制限を設けずに行政が立替払いを行い、相手方への強制執行を代理で実施する。ひとり親世帯等の経済的基盤を確実に守り、子どもの健やかな成長を支援する。

みんなからの提案(9件)

このセクションに対して寄せられた変更提案です。提案はチームみらいが検討し、採用されるとマニフェストに反映されます。

方針への異議2026年1月28日

選択的夫婦別姓に関する記述において、「選択的夫婦別姓導入を有力な考え方としつつ」という表現を、「旧姓の通称使用の拡大を優先しつつ、別姓導入については戸籍制度への影響や悪用懸念を考慮し慎重に検討する」という趣旨に変更する。

理由: 戸籍制度の崩壊や、外国人による偽装結婚などの悪用を懸念しており、制度導入よりも旧姓の通称使用拡大を優先し、慎重な議論を求めるため。

方針への異議2026年1月28日

同性婚の完全な法制化と生殖補助医療(代理母出産・精子提供)の整備をセットで実施し、既存の婚姻制度の完全適用(相続、税制、共同親権における差別の撤廃)と即時の法制化を明記することを求めます。 ​本提案は、以下の3つの多角的な視点に基づいています。 ​人権と憲法への適合: 憲法13条(個人の尊重・幸福追求権)および14条(法の下の平等)に鑑み、性的指向によって婚姻の自由を制限することは重大な人権侵害です。近年の相次ぐ「違憲・違憲状態」判決を重く受け止め、法治国家として速やかに人権侵害状態を解消することを求めます。 ​国家の成長戦略と少子化対策: 同性婚を「単なる福祉」ではなく「成長戦略」と再定義します。10〜15万人規模の出生を促し、約4兆円の子育て市場、将来的には30〜45兆円規模の生涯賃金を生み出すインパクトを政策の裏付けとします。 ​伝統の継承と国民の団結: 本提案は伝統的な家族観を否定するものではありません。むしろ、家族を大切にする日本古来の精神を現代にアップデートし、誰もが「家族」を築き、守り、増やせる社会にすることで、日本国民の団結と国家の存続に寄与するものです。

理由: 人権という法の正義と、経済・少子化対策という実利、そして日本社会の調和を両立させるため。既存の曖昧な「パートナーシップ」という言葉を排し、「1ミリの差もない平等」を実現することが、真の「誰一人取り残さない」社会の完成に不可欠であると判断したためです。

方針への異議2026年1月27日

第10章「結婚の障壁を取り除きます」の現状認識において、従来の政策が特定の家族形態(パートナーの存在)を前提とした偏った記述であったことを認め、説明責任を果たす姿勢を明記した上で、以下の内容に拡充・修正する。1.単身子育て世帯への経済的・福祉的事務サポートの抜本的強化。2.パートナーを望む全ての方が「誰一人取り残されない」ための包括的な相談体制と、安心・安全なマッチング支援の提供。3.家族形態やパートナーの有無による税制・社会保障等の制度的な不利益の解消。4.相手を傷つける差別的な言動(特定の拒絶的表現など)の撲滅と、互いの尊厳を重んじる社会に向けた教育・広報を通じた啓蒙活動の推進。

理由: 現行のマニフェストがパートナーがいることを前提とした政策に偏っており、単身者やパートナーシップを望むが持てない人々への配慮が欠けている(差別的である)との指摘に基づき、「誰一人取り残さない」理念を具体化するため。