4.不妊治療への支援や流産・死産経験者へのケアなど、子どもを望むすべての人へ専門的サポートを届けます

現状認識・課題分析

  • 子どもを望む多くの方々にとって、不妊は深刻な悩みであり、その治療は経済的、身体的、精神的に大きな負担を伴います。現行の支援制度は改善されつつありますが、高額な先進医療へのアクセスや治療費負担の軽減、最新医療技術への投資は依然として重要です。
  • また、流産や死産は経験者にはかり知れない悲しみと喪失感をもたらしますが、社会的な理解や専門的な支援体制は十分とは言えず、多くの方が孤立感を抱えています。子どもを望む全ての方が、身体的・精神的な困難に直面した際に、適切な医療と温かい心のケア、そして経済的な支援を受けられる体制の構築が急務です。
  • 加えて、「いつか子どもが欲しい」と思った段階から、専門的な支援を受けられる機会も不足しています。自分自身の健康状態を理解しつつ、歩みたいキャリアと妊娠・出産・子育てをどうバランスするかについて、早い段階から専門家に相談できる環境が必要です。

政策概要

  • 不妊治療への医療・経済支援の強化
    • 不妊治療への保険適用は引き続き着実に実施し、定期的な効果検証に基づき、必要に応じて適用回数増加や助成金増額などを柔軟に検討します。
    • 不妊治療に関する革新的な診断法・治療法等の研究開発に対し、国として戦略的に投資を拡大し、より効果的で負担の少ない治療法の確立を目指します。
  • 妊娠・出産を希望する方への専門的な支援の充実
    • スマートフォンや自治体窓口を通じた相談支援のほか、必要に応じて医師・助産師・栄養士などの専門家に相談できる体制を構築し、健康に関する相談支援体制を強化します。
    • 産業保健・人事担当者が綿密に連携する企業内フォローアップ体制構築を支援し、社員一人ひとりがそれぞれの希望に応じて仕事と育児を両立できるライフデザイン支援を推進します。
  • 流産・死産経験者への包括的ケアの確立
    • 流産や死産を経験した方が、専門家によるグリーフカウンセリングや心理的サポートを経済的心配なく受けられるよう、公費助成や医療保険の適用拡大を検討します。オンラインカウンセリングも活用し、地域格差なくアクセスできる体制を整備します。
    • 流産・死産経験者への出産育児一時金の支給や産後休業の対象を、妊娠週数による一律の線引きではなく、医学的処置内容や母体の心身の状態に応じて柔軟に決定できる制度へ最適化します。
    • パートナーにもグリーフケアプログラムへの参加支援や精神的サポートのための休業制度の適用を企業に奨励・支援し、夫婦で困難を乗り越え支え合える環境を醸成します。

議論されているトピック

不妊治療助成を廃止し子育て支援へ充てる

不妊治療への公費助成・保険適用を廃止し、その財源を子育て世帯への直接支援へ重点的に振り向ける。医学的適齢期での出産を推奨する方針へ転換し、限られた予算の再分配を最適化する。

子供を亡くした家族へのケアを拡充する

流産や死産を経験した方への支援を、新生児死や小児がんで子供を亡くした家族まで含めた包括的なグリーフケアへと拡大します。項目名を変更して対象を明確化するとともに、専門的なケアに対する公費助成や医療保険の適用、オンライン相談体制の整備を盛り込むことで、居住地域や経済状況に左右されない支援体制を構築します。

みんなからの提案(2件)

このセクションに対して寄せられた変更提案です。提案はチームみらいが検討し、採用されるとマニフェストに反映されます。

方針への異議2026年1月27日

「4.不妊治療への支援」の項目を「医学的適齢期における出産の推奨と支援の最適化」へ書き換え、不妊治療への公費助成・保険適用を廃止する。さらに、浮いた予算を子育て世帯への支援へ重点的に振り向け、医学的適齢期での出産を促す内容に変更する。

理由: 不妊治療への助成が高学歴・高所得層への逆進的な再分配になっていると考え、公平性の確保と財政膨張の抑止、および医学的適齢期での出産の推奨を意図しているため。

内容の追加2026年1月26日

子育て政策の『流産・死産経験者へのケア』の項目名を『子どもを亡くした家族への包括的ケアの確立』に変更し、支援対象を流産・死産に加え『新生児死や小児がん等で子どもを亡くした家族』へ拡大する。あわせて、公費助成や医療保険適用の拡大、オンライン体制の整備を盛り込む。

理由: 流産・死産に限らず、新生児や小児を亡くした家族も同様に深刻な喪失を抱えており、専門的なグリーフケアを経済的・地理的な懸念なしに受けられる包括的な支援体制が必要であるため。